こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。
今日のテーマは「楽器博物館行ってきましたので楽器の話を②」
前回は雅楽のコーナーの話をしました。
ギターをメインで弾いているため普段から出来るだけヨーロッパ以外の音楽や楽器に目を向けるように心がけています。西洋音楽と違い、音の楽しみ方が違うので面白いです。
今回は笛のコーナーの話。(アイキャッチ画像が何故か太鼓になっているのは笛を撮るのを忘れてしまったからです・・・・すみません。)
雅楽で使われる竜笛や高麗笛を始め、神楽笛、能管、篠笛などが展示されていました。前回話したように雅楽が奈良時代に唐から日本にやってきたため楽器などもいろいろ日本にはいってきます。今回紹介する「笛」も奈良時代にはあったようです。713年に編纂された常陸国風土記という8世紀初頭の常陸の国(今の茨木あたり)の人々の暮らしなどをまとめた本にも「天之鳥笛」とあります。
平安時代には吹いて音を出す楽器はすべて笛を指す言葉だったようです。11世紀初頭の「源氏物語」には笙や尺八などが出てきます。現代では尺八などは「笛」とは言いませんが、そのころはそういったカテゴリーに分類されていたようです。
竜笛や高麗笛、神楽笛などは横笛と呼ばれるもので雅楽や神楽、民俗芸能などに用いられます。
竜笛(りゅうてき)は40センチほどの長さで篳篥などと同じ主旋律を奏でるために用いられます。7つ穴が開けられています。高麗笛は6穴で37センチ。高麗楽で使われますし、神楽笛は6穴で45センチ。字のごとく雅楽の御神楽で使われます。
構造的や作りは大体一緒ですが用途によって使い分けられるようです。
能管は龍笛ととても良く似ていますが歌口と指穴の間に「喉(のど)」と呼ばれる竹管が入ることで独特な音階がでるような仕組みになっています。
次回は尺八について書こうと思います。
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